U-20日本女子代表として、南足柄市出身の宮澤ひなた選手が参加しているFIFA U-20女子ワールドカップフランス2018決勝で、ヤングなでしこはU-20スペイン女子代表に3-1で勝利し、初優勝しました。前半開始からスペインが猛攻を仕掛け、ビッグチャンスを何度もつくりましたが、粘り強い守備とGKの活躍で得点を許しませんでした。日本もMF宮澤選手を起点に右サイドをくずし、何度かチャンスを作りました。前半38分、MF遠藤純選手の横パスをペナルティーエリアの外で受けた宮澤選手は二度ほどボールを持ちなおし、スペインDFの寄せが甘いすきをつき、約20メートルの距離からミドルシュートを放ち、先制ゴールを決めました。宮澤選手の今大会初得点はやや押され気味の緊張感あふれる前半を1-0で折り返す、日本チームにとっては自信を呼び戻す貴重な得点となりました。勢いづいたヤングなでしこは後半に2点を追加し、スペインの反撃を1点に抑え、3-1で見事U-20ワールドカップでの初優勝を飾りました。宮澤選手は全6試合で先発出場し、正確な技術、高い戦術理解、惜しまぬハードワークで攻守に渡り活躍しました。宮澤選手を中心に、組織的で美しいパスワークで右サイドを崩していく日本の攻撃は常に相手チームに脅威を与え続けました。次のステージはなでしこ代表です。来年はフル代表のワールドカップがフランスで、2年後には東京オリンピックがあります。なでしこジャパンに宮澤選手が選ばれ、大会で宮澤選手のパスワークとゴールが見られることを楽しみにしています。